会長挨拶

東住吉区は昭和18年住吉区が3つの区に分区され誕生しました。東住吉区医師会は昭和22年に設立、昭和49年に大阪市の行政区画再編成により東住吉区から平野区が分区されたことに伴い、東住吉区医師会と平野区医師会に分かれ現在に至っております。平成24年より一般社団法人大阪市東住吉区医師会となり、現在会員数は261名を擁し、各医療機関における日常診療はもちろん区民の皆様が健康に安心して住み慣れたこの町で暮らせる地域づくりを実現するため会員の先生方の協力のもと各種事業に取組んでおります。

東住吉区の年齢別人口で65歳以上が区の総人口の4人に1人という特性があり高齢者在宅医療、認知症啓発事業、介護審査会等で区内歯科医師会、薬剤師会、各種行政機関、介護系多職種との協力のもと地域包括ケア事業を行っております。

病診連携体制としてかかりつけ医から皆様が安心して紹介いただける区内6病院および近隣区病院との緊密な病診連携体制を構築しております。新型コロナウイルス感染症や新たな新興感染症への感染対策、発熱外来の実施、地震等自然災害時の医療体制の構築など多岐にわたる医療サービスを心がけております。また会員の先生の協力のもと中央、中野休日急病診療所への出務や次世代を担う子供達のための予防接種、各種検診、区内小中学校医の派遣のほか産業医部、学術講演会の実施、ホームページを用いた広報活動など多岐にわたる事業を行っております。

世界に誇る我が国の皆保険制度のフリーアクセスは誰もが自由にかかりつけ医を持ち住み慣れた地域で安心に健康に暮らせる権利を有します。区民の皆様が健康で豊かな毎日をお過ごしいただけるよう信頼されるかかりつけ医として、区民の皆様とよりよい関係をもち適切な医療を提供してまいりますので、今後とも東住吉区医師会を宜しくお願い申し上げます。

東住吉区医師会会長

森 能史